50年というのは、女性が仕事をするには、果てしなく長い時間で、
開業1年目やそこらの私にとっては、おおよそ理解ができないほどにいろんなことがあったと思うと書いてしまうと軽い感じになってしまうんですが。
やすみの日
どこに行くのか
尋ねる前に
すでにわかりしや
足取りのさき
ガラス扉のさき
黒電話
音とまわりの
響きし声
夕ごはんの注文や
今来たところ
靴脱いで、
上がりつくえや
見し膳や
一同に並びし
一同たち
若きとき
ひまを許さぬ
気配りや
何かさせじと
世話焼きや
3000円
みやげにあげし
石鹸や
値段言いて
あげしみやげや
聞きし話や
言いてこれ
価値わかりし者や
手に渡り
みやげにこれぞと
持ち帰る
これぞとな
あげても他へと
あげし君
喜ぶ顔や
見いて喜び
美について
考えしやこれおかし
この形相の
移り変わりや
美とあらん
渡し方や
私方
茶1つ取りや
麗しの
香の潤い
しじまにて
鳥も経をあげにけり
木魚の音と
そよ風と
椅子に座りて
遊びし我が子
地蔵とな
子を3人連れており
4つになるや
双子の我が子に
さだめし心
法事でした。